よくあるご質問
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よくあるご質問

乳頭 ・ 乳輪 その他

真性と仮性のものがあると聞きました。違いを教えてください。
乳腺(おっぱいを作る器官)は乳頭の近くで数本の管(乳管)となり、これが乳頭のところに開口します。陥没乳頭とは、何らかの乳管の発育不全と言われ、ある確率で本来出ているべき乳頭がへっこんでしまっている方がいらっしゃいます。ただ、陥没していてもちょっと触れる等、刺激を与えると乳頭が飛び出してくるものを仮性の陥没乳頭、全く出てこないものを真性の陥没乳頭、というように区別をしています。仮性の場合には、見た目の問題のみでそれ以外の機能には全く問題がないため、自費診療の手術となります。術式は程度によって何通りかを使い分けます。真性の場合には、保険で治療をすることが認められています。
真性陥没乳頭の場合は、当院では1ヶ月間糸で装具をつけっぱなしにしていただき、なるべく元に戻らないような方法を取らせていただいていますが、それでも残念ながら戻ってしまうことがあります。この場合には半年程度(最低3ヶ月)待ってから再度手術が必要なことがあります。真性の場合にも将来授乳の際に乳腺が発達すると、乳頭が出てくることも多く、授乳には意外と困らない方もいらっしゃいます。ただ、やはり授乳時に乳頭が出てこない場合には、搾乳器で搾っていただく形になることが多いです。