上まぶたのたるみ取り:眉毛下皮膚切除|目の手術|院長 内浦康信ブログ
投稿日: 目の手術
今日はアンチエイジング手術について書きたいと思います。
たるみのご相談でやはり割合が多いのが目の周りの相談です。
以前は上まぶたのたるみの相談は40代以上の方が多かったのですが、最近は30代、更には20代の方のご相談も増えてきました。
美意識の変化も大きな要因でしょうが、アイプチなどの使用の低年齢化に伴いまぶたの皮膚を酷使し続けてきた方が多くなっているのも原因の一つと思っています。
さてそんな上まぶたのたるみ取りですが通常は 「二重の線に沿っていらない分の皮膚を切除」 が一般的です。たるみ取りと同時に二重の幅の拡大も可能なので一石二鳥です。
ただ全く別のアプローチの仕方もあります。
今日お話しする 「眉毛下皮膚切除」 です。
この手術は上まぶたの皮膚のたるみを二重のラインのところではなく眉毛のすぐ下の部分で切りとり、まぶたの皮膚を上に引き上げたるみを解消しようというものです。
手術前
手術後
①腫れが少ない。
上の写真は直後の写真です。 まぶたの腫れはせいぜい2,3日とお考えください。
②二重が腫れぼったいものになりません。
眉毛の近くの厚い皮膚を切りたるみを取るので、二重ライン付近のせっかくの薄い皮膚を取らないで済み、
スッキリとした二重が保てます。
(まぶたの皮膚は睫毛に近いほど薄く、眉毛に近いほど厚くなっています。
すなわち二重のライン辺りの皮膚はかなり薄いものです。)
③非常に自然。
たるみが出る前の二重に戻すだけなのでまさに自然な仕上がりとなります。
残念な点
①せっかく腫れが少ない手術なのに、1週間後の抜糸が済むまで糸がつきっぱなしとなります。
(透明な糸で縫うとより目立たなくはなります)
②たるみのある方は少なからず眉毛を上げる癖があるので、この手術によりその癖がなくなりおでこのシワは消えます。が、それは眉毛の位置が下がることを意味しますので術後しばらく経つと二重の幅が狭くなるかもしれません。
どのような手術にも良い点と残念な点があるものです。
患者さんのご希望を良く伺い、より適した手術をご提案・説明できるよう日々努力しておりますので、何でもお尋ねください。