太ももの脂肪吸引
・太ももの脂肪吸引は最も希望される方の多い部位です。
・この症例の詳しい説明はこちらをご覧ください。
→症例N0.29
太ももの脂肪吸引:脂肪のつき方
・来院される方々が太ももで一番気になるとおっしゃるのは、太もも外側の張り出しと、内ももに隙間がない状態です。
・太ももは全周に皮下脂肪がつきますが、特に太もも外側の脂肪は服のサイズにも影響するので気になる方が多いのではないでしょうか。
・またその外側の脂肪と連続するようにお尻にも脂肪は付きます。それらに比べ太もも後面は脂肪のつく量が少ないところです。
・太もも内側は付け根から膝にかけて脂肪がつきやすいところですが、一部少ないところがあり位置的に言うと図の赤の線で囲んだ部分は付け根と膝に比べ脂肪がやや薄い部位となります。
・太もも前面は個人差が大きく、脂肪が多い方もいればあまりない方もいらっしゃいます。
・中腰の姿勢で皮膚越しに太もも足を押してみて、皮膚の下に下腿筋肉を触れるようならあまり脂肪は付いていないといえます。
・脂肪が多い方の場合、図の赤の線で囲んだ部分の脂肪が厚い傾向にあります。
太ももの脂肪吸引:デザイン
・太ももの脂肪吸引で一番重要なのはやはりしっかりと皮下脂肪を取りボリュームの絶対値を下げるということです。
・まず太もも外側ですが本来この場所で一番幅があるのは太ももの骨の一番出っ張っている部分ですが、女性はその骨よりも少し下の図の赤矢印の位置に脂肪が厚くつきます。
・脂肪吸引ではその部分の脂肪を出来るだけ取り、骨の位置(図の青矢印の位置)が最大幅になるようデザインし吸引していきます。
・太もも内側ですがここはお一人お一人筋肉の太さが大きく違うので仕上がりのラインも変わってきます。
・理想はこの写真の方のように大きく隙間があきそのまま膝まで真っ直ぐのラインが出せるとよいのですが、内ももの筋肉が太い方はどうしても大きな隙間が出せないこともあります。また足の形にも大きく影響されいわゆるO脚の方は隙間も空きやすいですが、足が真っ直ぐな方はそもそもよほど筋肉が細くなければ内ももの隙間は少しになります。
・また、体の脂肪吸引で最も立体的で難しい部位がこの太もも内側なので、当院では綺麗なラインを出すためにカニューレをソ径部、お尻と太ももの境目、膝の裏と片足につき3方向から挿入し吸引をしております。
・太もも前面に関しては、取り過ぎ=即、筋肉が筋張った感じとなってしまうので慎重に行っていきます。
・特に重要なのは図の赤の線で囲んだ部分でこの部分が太いと他の部位が細くてもあまり綺麗な足には見えませんので、太もも外側とのつながりを考慮しながら吸引していきます。
・この部分の吸引にはどうしても膝付近からカニューレを入れないとうまく取れないので、膝に1ヵ所、カニューレを入れる為の傷が出来ます。
太ももの脂肪吸引:傷の位置
カニューレの挿入口(傷の位置は)、
①ビキニライン付近の毛の生えている部位
(毛が無い場合は脚の付け根に変更。)
②膝前面
(小さい頃の傷などが膝付近にあれば、その傷を使用します。)
③お尻
(下着で隠れる範囲につけます。)
④お尻と太ももの境
(出来るだけ内寄りのシワの中につけます。)
⑤膝後ろ側
(膝後ろのシワに沿ってつけます。)
の5か所がスタンダードです。
もちろん太ももの脂肪吸引の範囲によっては必要ない傷もありますので
必ずこの5か所をつけるわけではありません。
例)
太もも前面と内側しか吸引しない場合は③はつけませんが、
当院では太もも内側は必ず後ろ側からも吸引するので④⑤は必要です。
傷口にはプロテクターを用い可能な限り愛護的な手術を行います。
太ももの脂肪吸引:ダウンタイム
太ももの脂肪吸引のダウンタイムを左右するのは以下の3つです。
① 内出血
② 腫れ=浮腫み(むくみ)
③ 痛み
太ももの脂肪吸引の内出血について
・翌日あたりから出始め徐々に膝方向に下がっていきながらほぼ1週間から2週間で引きます。
・太ももの脂肪吸引で内出血は膝を超えて膝下まで至ることもありますので、内出血が消えるまで素足を露出するのは難しいかもしれません。
・内出血の出方は個人差が大きいので、温泉や海など肌を出すご予定のある場合は2週間以上の余裕を持って手術のご予定をお立て下さい。
太ももの脂肪吸引の腫れ=浮腫みについて
・翌日が一番強く浮腫みます。
・最初の1週間はしっかり圧迫することもあり、下腿にも浮腫みが出ます。
・太ももの脂肪吸引では太もも内側(太もも付け根)の圧迫が最も重要です。
この場所を吸引した場合、圧迫はとても大切で圧迫が弱いとラインが不整な感じになってしまいます。
・他の場所、例えば太ももの外側や膝周り、太もも前面などは術後の圧迫が足りないからといってラインがどうこうなることはまずないのですが、太もも内側だけは全く別なのでしっかりと圧迫して下さい。
・浮腫んでいる間は圧迫用下着を穿くのは大変ですが数日の間だけのことですのでしっかりとお願いします。
・術後1週間で抜糸を行い、その日から入浴可能です(シャワーは手術翌日から大丈夫です)。
・のんびり体を温めて頂きますと浮腫みが引くのも早くなるのでお風呂にゆっくりつかってください。
太ももの脂肪吸引の術後の痛みについて
・太ももの脂肪吸引、特に一度に全周をした場合、痛みはは少々はお辛いかと思います。みなさん特に太もも内側の痛みが強いようです。・動けないほどの激痛ではありませんが、手術翌日に通勤ラッシュの電車に乗って踏ん張るのは難しいので数日間のお休みをとって手術に臨まれるのがよいと思います。
・多くの方が最初の3,4日痛み止めをお飲みになるようです。が、それ以降は痛み止めを飲むほどではないという方がほとんどです。
太ももの脂肪吸引:術後の生活
当日~:圧迫用ガードルはそのままでゆっくりお休みください。お食事は何を召し上がっていただいても結構です。
翌日~:圧迫用ガードルを外してシャワーを浴びてください。シャワー後は圧迫用ガードルを着用ください。
太もも脂肪吸引術後用の圧迫用ガードルです。圧迫用ガードルはクリニックでご用意しております。
7日目:抜糸に御来院ください。抜糸後はお風呂でゆっくりお湯につかりお体を温めてください。
1ヶ月目:術後検診にお越し下さい。この時期は手術した範囲に硬さやツッパリ感が出ている頃です。状態についてご説明しますのでぜひお越しください。
3ヶ月目:術後検診時期は先のように数カ月おきで構いませんが、時期にとらわれずいつでもお気軽にお越しください。
施術時間
太もも前面+内側+ひざ周り | 40分~50分 | |
太もも後面+外側+お尻 | 50分~60分 |
※カウンセリングは無料です。
脂肪吸引のよくある質問
- 運動はいつから可能ですか?
手術後の早い時期に、激しい運動(汗をたくさんかくような)をされると、腫れや痛みが強くなる可能性があります。10日以降であれば普通に運動されて問題ありません。ご自分の痛みと相談しながら行いましょう。 吸引箇所にもよりますが、自転車に乗るぐらいの運動でしたら、3日もすれば大丈夫です。
- 術後凸凹になったという方の話を聞いたことがあるのですが本当ですか?
担当医師は少しでも多くの脂肪を吸引したいと考えながら手術をします。しかし、取り過ぎると凸凹という結果を引き起こします。凸凹にならないように、たくさんの脂肪を吸引するために必要なものは、豊富な経験とデザイン力とセンスです。担当医師がどんな医師なのかを手術前に知るためには、十分なカウンセリング、実際の担当医師の症例写真を見せてもらうなど、医師との強い信頼関係が必要になります。検診時に状態をチェックするのはもちろん、患者さんの希望、要望を毎回確認します。現在の食生活や運動環境を含めてチェックしていきますので、より効果の高い手術をお約束いたします。
安心クリニックサービス
痛みに弱い方でも安心してお受けいただけます
手術中の痛みについては全身管理・麻酔管理を習得した医師が手術範囲にあわせた麻酔を組み合わせながら行うので心配なさらないで下さい。完全無痛という方法も可能ですのでご相談下さい。
手術後は、筋肉痛のような痛みがありますので、体質に合わせて痛み止めの内服薬や坐薬などを処方いたします。
術後に心配事はいつでも連絡ください
術後はどんなことでもどんどん相談してください。夜間専用電話もご用意しておりので、診療時間が終わった後でも直接ドクターと話が出来ますのでご安心下さい。
手術翌日から普段通りの生活をしていただけます
術後はなるべく普段通りの生活を心がけてください。無理することはありませんが、そのほうが回復も早くなります。
自然な仕上がりってどんな感じ?
脂肪吸引だけでなく、当クリニックでは常に自然な感じを大切にしています。脂肪吸引で言う、自然な感じとは、脂肪を取り過ぎず取らなさ過ぎずほどよく筋肉に脂肪がのっている状態のことを言います。また、その方の骨格、筋肉の付き具合、ご本人様のご希望をしっかりとカウンセリング時に確認いたしますのでご安心下さい。