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腹部の脂肪吸引

術前・術後写真

腹部の脂肪吸引:脂肪のつき方

女性のお腹周りの皮下脂肪は、
①下腹部(おヘソより下の部分)
②上腹部(おヘソから乳房にかけての部分)
③腰回り
と大きく3つに分けて考えております。

腹部の脂肪吸引:脂肪のつき方

・女性は男性と違い内臓脂肪より皮下脂肪でお腹がポッコリしていることが多く、腹筋に力を入れた状態で指でつまめる柔らかい部位は皮下脂肪によるものだとお考えください。

腹部の脂肪吸引:脂肪のつき方

・特に ③腰回りはお腹の前面の脂肪が少ない方でも多くついていることがあり、脂肪吸引のご要望の多い部位の一つです。
・右は吸引後の画像ですが腰の脂肪が少なくなるととてもスッキリするのがお分かりいただけるかと思います。

腹部の脂肪吸引:脂肪のつき方

・上腹部の脂肪は下腹部に比べ皮膚に近い浅い部分の脂肪が硬い傾向にあり、つまんだときに分厚く感じます。
・上腹部が膨らんでいるのは脂肪のせいだけではなく肋骨によっても膨らんで見えます(赤い線で囲んだ部分)ので注意が必要です。

・下腹部に多くついた脂肪は座った時などにいわゆる三段腹のようにボコンボコンたるんだようになりますが、皮膚に余裕のある姿勢を取った場合にたるんだようになるのは痩せている方でも当たり前の状態なので座った姿勢や前かがみになった姿勢での皮下脂肪の厚みはあまり気にすべきではありません。
あくまで真っ直ぐ立った状態でブヨブヨつまめる脂肪を吸引するのが脂肪吸引だとお考えください。

・腰回りの脂肪はウェストのくびれ具合を左右する皮下脂肪で、少ないほど細く綺麗なウェストラインになります。

・しかしこれらお腹周りのラインは皮下脂肪だけではなく腹筋によってベースラインが決まります。
適度な運動により腹筋を鍛えるのは綺麗なウェストラインの為の重要なポイントだとお考えください。

・皮下脂肪と腹筋の位置関係は下のCT画像をご覧ください。

腹部の脂肪吸引:脂肪のつき方

・またよく聞く言葉に内臓脂肪というものがあります。
内臓脂肪は腹筋よりさらに深い位置にある内臓の周りの脂肪のことです。
内臓脂肪は皮下脂肪に比べ代謝が活発なので「つきやすく落としやすい」と考えられています。
適切な食事と運動で減少させられますのであきらめることはありません。
ちなみに脂肪吸引手術では内臓脂肪は落とせません。

腹部の脂肪吸引:デザイン

・腹部の脂肪吸引で何より重要なポイントは、前面をいかに凸凹なく自然に仕上げるかです。上腹下腹の範囲はフラットな面が大きく少しの凸凹も目立ちやすいので全範囲で繊細に吸引することが必要となります。

・「360度どこから見ても美しいラインでつながっているなだらかなボディライン」を作ることです。ドレスでもローライズでも美しく映えるようなウエストラインとは、キュッと引き締まっていながらも、決して骨ばった感じのしないなだらかなカーブを描いているものです。

・メリハリのあるボディの要ともいえる場所なので脂肪吸引で最大限細く、最大限やわらかいボディラインを創造します。

腹部の脂肪吸引:デザイン

・特に下腹は簡単に浅い部位の脂肪まで吸引できるのですが、それをやってしまうと皮膚の可動性がなくなり皮膚がその下の組織に張り付いたようになり綺麗とは程遠い状態になります。またそのような脂肪吸引をすると術後に不正なシワが出来てしまったりします。
この部位は浅い部分は絶対に取り過ぎないように脂肪を残す必要があります。

腹部の脂肪吸引:デザイン

・また正面から見た下腹部は中央部は腹筋の厚い部分がありその両サイドは少しボリュームが少ないものです。
吸引時はサイドの部分(図の赤い縦線の部分)を少しだけ多めに吸引し腹筋部とのメリハリをつけるように吸引すると綺麗な下腹~上腹に仕上がります。

腹部の脂肪吸引:デザイン

・次に腰の部分ですが、ウェストラインは図の肋骨の幅(赤の線)と一番くびれている部分の幅(青の線)と腰骨の幅(緑の線)の関係で決まってきます。赤や緑の長さがあり青の長さが短ければウェストラインはよりメリハリがついてきます。
つまり青の長さできるだけ短くすることが重要になってきます。
逆に骨格的に華奢で赤や緑の幅がそもそものあまりない方は、キュッとくびれたウェストラインは難しいことがあります。

・また腰回りに脂肪がついている状態ではくびれの位置(青の線)が上にきてしまっています。
適正な位置まで青の線を下げることによってより綺麗なウェストラインを作り出せます。
上の状態から一番くびれている部分(青の線)を下げるように吸引するとメリハリの付いたラインになります。

・腹部だけに限らず全ての脂肪吸引に言えますが絶対に吸引しすぎないこと。

・筋肉質な方であれば簡単に筋肉が筋張って浮いて男性のように見えてしまいます。

・極力脂肪は取り除くが決して筋肉が見えるような吸引はしない-これに尽きます。

腹部の脂肪吸引:傷の位置

腹部の脂肪吸引:傷の位置

カニューレの挿入口(傷の位置は)、
①ビキニライン付近の毛の生えている部位
(上腹、下腹、腰、いずれの吸引でも必要。毛が無い場合は脚の付け根に変更。)
②おヘソ
(上腹または下腹を吸引する場合。)
③左アンダーバストライン上
(上腹吸引をする場合のみ。つけない場合もあり。)
④腰後ろ側(腰の吸引をする場合のみ。)
の4か所の部位から必要な場所を用います。

傷口のプロテクター

傷口にはマサキスキンプロテクターを用い可能な限り愛護的な手術を行います。

腹部の脂肪吸引:ダウンタイム

腹部の脂肪吸引のダウンタイムを左右するのは以下の3つです。
①内出血
②腫れ=浮腫み(むくみ)
③痛み

腹部の脂肪吸引:1週間後の状態

腹部の脂肪吸引の内出血について
・翌日あたりから出始め徐々に下がっていきながらほぼ1週間から2週間で引きます。
・ソ径部(ビキニライン付近の毛の生える部位)に少し強く内出血が出現することが多いです。
・内出血の正体は皮下脂肪層でこぼれた血液ですが、この血液は時間とともに皮膚の方に移動してきて皮膚越しに透けて見えるようになります。また時間とともに重力で体の下の方に下がっていきます。
・腹部の脂肪吸引で内出血が太ももの方まで下りることが稀にありますが、正体は血液ですので2週間ほどで必ず吸収されますからご安心ください。
・内出血の出方は個人差が大きいので、温泉や海など肌を出すご予定のある場合は2週間以上の余裕を持って手術のご予定をお立て下さい。

腹部の脂肪吸引の腫れ=浮腫みについて
・翌日が一番強く浮腫みます。
・内出血と同じくソ径部(ビキニライン付近の毛の生える部位)に強く腫れがでます。
・脂肪吸引の量や圧迫の具合により腫れる位置と腫れの具合はかなり個人差が大きな場所とお考えください。
・腰の背中側はあまり腫れは出ない部位です。
・術後1週間で抜糸を行い、その日から入浴可能です(シャワーは手術翌日から大丈夫です)。
・のんびり体を温めて頂きますと浮腫みが引くのも早くなるのでお風呂にゆっくりつかってください。

腹部の脂肪吸引の術後の痛みについて
・腹部の脂肪吸引は上腹部や腰回りはそうでもありませんが下腹部(特におへその周り)は他の部位に比べやや痛みが強い部位です。そのため術後数日はどうしても前かがみな姿勢を取りやすいのですがその時期はお腹をまっすぐに伸ばしておくことが重要ですので、しっかりと圧迫し痛みを軽減させ背筋を伸ばした姿勢を保って下さい。
・多くの方が最初の4,5日痛み止めをお飲みになるようです。が、それ以降は痛み止めを飲むほどではないという方がほとんどです。

腹部の脂肪吸引:術後の生活

当日~:圧迫下着を着けたままでゆっくりお休みください。お食事は何を召し上がっていただいても結構です。

翌日~:圧迫下着を外してシャワーを浴びてください。シャワー後は圧迫下着を着用ください。

腹部脂肪吸引後用の圧迫下着

腹部脂肪吸引術後用の圧迫下着です。圧迫下着はクリニックでご用意しております。

7日目:抜糸に御来院ください。抜糸後はお風呂でゆっくりお湯につかりお体を温めてください。

1ヶ月目:術後検診にお越し下さい。この時期は手術した範囲に硬さやツッパリ感が出ている頃です。状態についてご説明しますのでぜひお越しください。

3ヶ月目:術後検診時期は数カ月おきで構いませんが、時期にとらわれずいつでもお気軽にお越しください。

施術時間

手術時間 下腹部(恥骨部含む) 30分~40分
上腹部 + 下腹部(恥骨部含む) + 腰周り(左右) 50分~60分

※カウンセリングは無料です。

脂肪吸引のよくある質問

  • 運動はいつから可能ですか?

手術後の早い時期に、激しい運動(汗をたくさんかくような)をされると、腫れや痛みが強くなる可能性があります。10日以降であれば普通に運動されて問題ありません。ご自分の痛みと相談しながら行いましょう。 吸引箇所にもよりますが、自転車に乗るぐらいの運動でしたら、3日もすれば大丈夫です。

  • 術後凸凹になったという方の話を聞いたことがあるのですが本当ですか?

担当医師は少しでも多くの脂肪を吸引したいと考えながら手術をします。しかし、取り過ぎると凸凹という結果を引き起こします。凸凹にならないように、たくさんの脂肪を吸引するために必要なものは、豊富な経験とデザイン力とセンスです。担当医師がどんな医師なのかを手術前に知るためには、十分なカウンセリング、実際の担当医師の症例写真を見せてもらうなど、医師との強い信頼関係が必要になります。検診時に状態をチェックするのはもちろん、患者さんの希望、要望を毎回確認します。現在の食生活や運動環境を含めてチェックしていきますので、より効果の高い手術をお約束いたします。

安心クリニックサービス

痛みに弱い方でも安心してお受けいただけます

手術中の痛みについては全身管理・麻酔管理を習得した医師が手術範囲にあわせた麻酔を組み合わせながら行うので心配なさらないで下さい。完全無痛という方法も可能ですのでご相談下さい。
手術後は、筋肉痛のような痛みがありますので、体質に合わせて痛み止めの内服薬や坐薬などを処方いたします。

術後に心配事はいつでも連絡ください

術後はどんなことでもどんどん相談してください。夜間専用電話もご用意しておりので、診療時間が終わった後でも直接ドクターと話が出来ますのでご安心下さい。

手術翌日から普段通りの生活をしていただけます

術後はなるべく普段通りの生活を心がけてください。無理することはありませんが、そのほうが回復も早くなります。

自然な仕上がりってどんな感じ?

脂肪吸引だけでなく、当クリニックでは常に自然な感じを大切にしています。脂肪吸引で言う、自然な感じとは、脂肪を取り過ぎず取らなさ過ぎずほどよく筋肉に脂肪がのっている状態のことを言います。また、その方の骨格、筋肉の付き具合、ご本人様のご希望をしっかりとカウンセリング時に確認いたしますのでご安心下さい。

気になったらまずはご相談・お問い合わせ

「痩せたい!でも脂肪吸引はちょっと怖いかも…」の声に応えます!

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