太ももの脂肪吸引 30歳 169cm 51kg|足の脂肪吸引|院長 内浦康信ブログ
今日のブログはBMI18以下の非常に痩せている女性の太ももの脂肪吸引です。
患者様は30歳女性、身長169cm、体重51kgです。
「とにかくもっと細くなりたい!」とのご希望で来院されました。
が、十分以上に綺麗なラインの足です。
身長もありますが脚が非常に長く本当にきれいな脚です。
よく話を伺うともうすでにベイザー脂肪吸引を受けているとのことでした。
こんなに細い脚をもう一回吸引するのはもったいないし、どうしてもなら同じ先生にお願いすべきですよと説得しお帰りいただいたのですが、
どうしてもやりたいのだと後日再来院され・・・・。
根負けしました。
吸引2回目は難しく凸凹にもなりやすい事、そしてこの脚をさらに細くするには本当に限界ギリギリの脂肪吸引をするしかないから筋肉のラインが相当浮くような仕上がりになることを何回も話し、その他諸々の起こりうるマイナスを1時間以上聞いていただき全て納得されたうえでの手術となりました。
写真は左側が術前、右側が10ヶ月後となります。
正面手術前後
・まず、ほぼ吸引出来ていなかった膝回り(特に左右の幅)が小さくなるように吸引
膝は幅が狭くなるほど足全体が華奢に見えるようになります。もちろん関節の幅は骨で決まってしまっているので限界はありますが、この患者様は関節幅は身長に比し相当に狭いので限界まで吸引しました。
・外側は太ももの骨の最大幅位置がわかるぐらいまで吸引
通常はもう少し脂肪を残しますが筋肉も細いこの脚であれば問題ないと判断しました。
・内側のラインは本来力の入り具合で簡単に変わる部分です。
鏡の前で足をぴったり閉じて真っすぐ立ち、少し前傾したり後傾したりすると隙間の空き具合が簡単に変わるのはどなたでも確認いただけると思います。
それだけ太もも内側の筋肉は体のバランスをとりながら支えているので、脂肪が少ないと立ち姿勢で足への体重のかけ方のほんのわずかな違いで筋肉のラインが丸見えになります。
左足の内側ラインが曲がって見えるのはそういった理由です。
やはり限界の脂肪吸引はネガティブな面も出てきますので通常はお勧めしません。
しかし、偉そうに言い方になってしまいますがこれが本当の限界ギリギリの脂肪吸引です。
これ以上は皮膚と筋肉の張り付きが起こり始めるので二度と人前で肌を出せないような脚になってしまいます。
ベイザーとかアルマレーザーとかボディジェットとか機械は全く関係ありません。
どこまで取るかは機械が決めるのではなく術者が決めるのですからね。
機械など使わなくとも金属の吸引カニューレ1本あれば吸引できない皮下脂肪なんて人体のどこにもありませんから。
もっと脂肪があるほうが健康的で綺麗な脚だと思う方が大半だと思いますが、患者様が希望された限界の脂肪吸引をするとこうなりますよという一例としてご覧ください。
後面手術前後
・太ももの張り出している位置の左右差をなるべく改善
できるだけ揃えましたが右の太ももの骨の張り出しが左よりやや大きくここまでが限界でした。
・ふくらはぎ内側は膝に近いところだけ少しついでに吸引
膝はとにかく細い方が華奢になります。
通常ここまでBMIスコアが低い方は脂肪吸引など必要ありません。
が、筋肉が細いから体重は軽いけど皮下脂肪はそこそこある、という珍しい体型の方が稀にいらっしゃいます。
この患者様がまさにその典型で太ももにだけ皮下脂肪がついているとパターンでした。
もう充分に綺麗な脚なので手術を引き受けるのはかなり悩みましたが、結果には満足いただけたので良かったです。
何かあればいつでもおっしゃってくださいね。
~この手術に関して~
手術名:脂肪吸引手術
価格:●太もも前面+内側+ひざ周り495,000円
●太もも外側264,000円
●お尻0円(吸引量多くない為)
●麻酔・内服薬料金110,000円
●圧迫ガードル11,000円
●税込み
注意事項:経過・結果には個人差があります。
頭痛・発熱・腫れや浮腫・胸痛
アナフィラキシーショック・貧血
感覚異常・皮膚の質感の変化 等
この他にも予期しない症状が現れることもあります。
術後気になることがある場合速やかにご連絡ください。