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他院術後下垂した臀部の修正手術|他院修正|院長 内浦康信ブログ

投稿日: 他院修正

今日のブログは脂肪吸引で垂れてしまったお尻の修正についてです。
患者様は39歳女性、身長163cm、体重51kgです。

他院様にてお尻の脂肪吸引をしたところ垂れてしまい、「これはうちでは治せない」と言われてしまったとご来院されました。
お尻の脂肪吸引、本当に難しいんですよね。
私が知る限りどのようなお尻であっても垂れることなくボリュームを減少させることのできる医師はいないと思います。

でもさらに難しいのが垂れてしまったお尻を改善させること!

少しでも改善できないかといろんなことをしてきました。
垂れたところに脂肪注入、垂れた部分を引き上げるように糸リフト、
お尻と太ももの境目の強固な張り付きをワイヤーテクニックでカットしてその隙間に脂肪注入・・・。
どれも多少は良くなりますが満足には程遠い・・・。

いつか
・お尻を垂らさずにボリュームダウンさせる脂肪吸引
・脂肪吸引により垂れてしまったお尻を侵襲少なく改善させるリカバリー手術
できるようになればと日々奮闘しております。

が、現状は垂れてしまった部分の皮膚切除が一番満足に近いと思っています。
傷がどうしてもネックになりますが。

手術前


左の画像ご覧ください。
真後ろから見ると垂れているのってわかりにくいのでそんなに変なお尻には見えません。

でも右の画像のように真横から見ると、お尻は垂れさがり太ももの皮膚の上にかぶさってしまっています。
さらに吸引された上の部分は凹んでいますね。

お尻の脂肪吸引で垂れてしまった時のお手本のような写真です。

真横から見た手術前と手術7ヶ月後

さて、それでは術前術後写真です。
垂れてしまった部分の皮膚をその下の皮下脂肪ごと切り取り縫合します。
ここは立ったり座ったり皮膚が常に引っ張られるところですから、そんなにパツパツになるまで切ってしまうと縫ったところがくっつかなくなってしまいます。
垂れた感じを改善できる最低限の皮膚切除とするのが良いですね。

真後ろから見た手術前と手術7ヶ月後


垂れてしまった部分を切り取っているので、垂れた皮膚で隠れていたお尻と太ももの本来の境目の線が見えるようになりました。
でも綺麗に左右差をなくすことは残念ながらできません。
人間の皮膚を切ってつなぐというのはそんなに絵にかいたようにはできないので完璧は求めないでください。
7ヶ月経っているので縫った傷は随分目立たなくなっていますね。

傷の治り方 1ヶ月後と7ヶ月後


残念ながら術後1ヶ月の傷はこれぐらいの感じです。
時間とともに良くなってくるのであまり気にせずのんびりと構えてください。
(だんだん目立たなくはなりますが消えるわけではありません。残念ながら確実に傷は残ります。)

垂れてしまったお尻の治し方として切って縫うのはハードルがなかなか高いと思いますが、
悩んでいらっしゃる方はご相談にいらしてください。


~この手術に関して~
手術名:脂肪吸引手術
価格:●臀部下垂修正1,100,000円
   ●麻酔・内服薬料金110,000円
   ●圧迫ガードル11,000円
   ●税込み
注意事項:経過・結果には個人差があります。
頭痛・発熱・腫れや浮腫・感染・縫合部離開・胸痛
アナフィラキシーショック・貧血
感覚異常・皮膚の質感の変化 等
この他にも予期しない症状が現れることもあります。
術後気になることがある場合速やかにご連絡ください。

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